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個人サロン経営「損益分岐点」を考えた事はありますか? | ARIRIA

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  • セラピストスクール2021.07.12
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    損益分岐点とは??

     

     

    サロン経営には切っても切れない計算…。苦手な方も多いかも…ワタシも苦手です。

     

    しかし、サロンを開業しようと思う方は、ここを甘く見ると、危機もすぐ訪れます。ご自身のサロンをオープンしてからも、年に何度か電卓を叩いてみることをお勧めします。

     

    また、お客様側からみると、なぜ値上げが起こってしまうのか?、なぜ値上げをしなければならないのか?がわからないですよね。それなのに、「値上げします!このご時世だから許してね!」だけでは「どうして?」が残ります。

     

    ■ 説明がつかない行動 = 説明できない事になる

    女性は「なんとなく良さそう」「なんとなくそう思う」がとても多いらしいのですが、経営の何となくってとっても怖いですよね。

    ・何となく、良さそう!と導入したコスメを、どう売るのでしょう?何となく良いです!と言いにくいですよね。

    ・旦那さんが飲むビールが、何となく値上げします!と値上げされたらどうでしょう?何となく値上げになったから発泡酒ね!と言われても納得してくれない事も。

     

    電卓一つ、スマホ1台あれば計算できますので、スクールを卒業した方も計算してみて下さいね。最低でも年1回は見直しをお勧めします。

     

    サロンの損益分岐点の一例

     

    ※原価計算、コスト計算が出来ていない方は、まずそちらの計算が先になります。

    例)自宅サロンの例での損益分岐点

    ①自分の給料(月25万) + 経費(5万円…スマホとホットペッパー代)=30万の固定費となる。

    ②お客様1人あたりのコスト(化粧品やペーパーシーツ代等で2000円と仮定し、メニュー単価を1万円とすると、8000円が利益)

    計算:30万の固定費÷8000の利益=37.5

    つまり、月に37.5人以上施術しないと、損益分岐点突破にはなりません。という事は、37.5人以下の場合は自分の給料がどんどん下がっていくのと、サロンの経営に使うお金が溜まらず、徐々に閉店の道に進む訳です。

     


    例)賃貸サロンの例での損益分岐点

    ①自分の給料(月25万) + 経費(12万円…スマホ、ホットペッパー、家賃・光熱費代)=37万の固定費となる。

    ②お客様1人あたりのコスト(化粧品やペーパーシーツ代等で2000円と仮定し、メニュー単価を1万円とすると、8000円が利益)

    計算:30万の固定費÷8000の利益=46.25

    つまり、月に46.25人以上施術しなければ、損益分岐点突破にはなりません。自宅サロンの例と同じ、お客様一人当たりのコスト(利益額)のままだと、約9人、月当たりの施術人数の増加を考えないと損益分岐点突破が難しい訳ですね。

     


    例)<コロナ対策を足し、受け入れ人数を減らした場合>賃貸サロンの例での損益分岐点

    ①自分の給料(月25万) + 経費(12万円…スマホ、ホットペッパー、家賃・光熱費代)=37万の固定費となる。そこにコロナ対策費用(マスク、消毒、ペーパーシーツ、ペーパータオル)が1万円増えたと仮定し、合計38万円

    ②お客様1人あたりのコスト(化粧品やペーパーシーツ代等で2000円と仮定し、メニュー単価を1万円とすると、8000円が利益)

    計算:30万の固定費÷8000の利益=47.5

    つまり、月に47.5人以上施術しないと、損益分岐点突破にはなりません。月25日営業だとすると、1日1.9人、20日営業だと2.37人、15日営業だと3.16人。

    例えば、15日営業で、稼働可能人数を、3人から2人に減らした場合、約12人分の利益が減る事になります。

    12人×8000円=96000円、25万-96000円=154000円。しかも、毎日必ず2人入るとは限りませんので、96000円どころではなくなる訳です。

     


    「でも、店舗維持とか、色々補助金があるじゃない?」と思うかもしれません。

    現在多いのは、前年度より30%以上の売上減少というものです。

    前年度より…と簡単に記載されていますが、前年度は営業自粛だった訳ですから、ネット販売や他の事業を行っていない限り、売上ゼロですね。前年度を今現在30%も下回わる訳が無いのです。なにせゼロですから。

    店舗を手放して自宅サロンにしたり、お店を閉める方向になる方も当然出てきます。電卓を叩いてみて、そこを打開する為に、値上げしたり、メニューの改廃が行われるわけですね。

    何だか最近売り上げが…と思ったら、一度損益分岐点を電卓叩いて考えてみよう!

     


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