「香りと記憶」かぐと一瞬で戻るあの頃 | ARIRIA

金木犀の香りが鼻をくすぐる季節

 

ARIRIAのサロンの近くのお宅に、1本の大きな金木犀の樹があるのですが、お仕事の隙間に窓を開けると「ふわり」と良い、秋ならではの香りを感じています。

ご近所から風で運ばれる香りに、ちょっと得した気分になっている今日この頃です。

 

 

香りと記憶の関係「プルースト効果」

 

香りというのは、記憶ととてもかかわりが深い為、ふとした瞬間の香りに「この香りは部活帰りに、〇〇ちゃんとの帰り道でかいだ香りだ」とか思い出したりして、にんまり懐かしくなったりもします。

これは、香りを感じる嗅覚が、記憶をつかさどる海馬という脳の部位に信号を送ることからと言われています。

 

あの時の懐かしさ、そんなノスタルジックな香りを感じるのも、秋ならではの楽しみですね。

 

 

セラピストは、エッセンシャルオイルの「香り」というアイテムを使用する事が多いのですが、残念ながら「金木犀」の香りで天然のみの物は、なかなか難しいものがあります。

アブソリュート（溶剤抽出）はあるのですが、圧搾しても、水蒸気蒸留しても、お花の精油というものは採油が難しいからです。その為、アブソリュートという溶剤抽出になる事が多いのです。

※ローズ、ジャスミン等も採油率が低い為、アブソリュートが多い

 

儚いからこそノスタルジック

 

アブソリュート等も、とても良い香りなのですが、ARIRIAではアブソリュート精油を使用しておりません。

何といえば良いのかわかりませんが、幼い頃、金木犀を小瓶につめて、いつまでも匂いをかいだ記憶…

 

そんな記憶って、とても大切で、香りと共に脳に記憶として存在するからです。

儚いからこそ、その瞬間こそ「大切な思い出」として。

 

是非、小さな秋にノスタルジックを楽しんでくださいね♪